解説文 |
大阪の都心に建つやや規模の小さいテナントオフィスビルです。各階毎にずらして配置された外周部のRC壁とボイドスラブによる壁式構造、そして外側を既成の引き違いアルミガラスサッシュのカーテンウオールで囲んだ構成が特徴的な建築です。室内には柱型や梁型がなく、また外気に直接開放可能で、明るく、自由な空間となっています。巧みな構造計画、設備計画、そして少ない階高で高い天井高を確保する断面計画によってバランスの良い全体性を確保しています。こうした質の高い計画・設計によってこの建築は優れたデザインの作品となっています。
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