解説文 |
第31回日事連賞優秀賞(一般建築部門)表彰理由:障害者だけでなく、健常者、学生、高齢者も分け隔てなく「ごちゃ混ぜ」で一緒に暮らせる街を創るという試みで、書類審査の時点で、すでに話題になっていました。さて現地に赴いてみると、旧国立病院の敷地の大樹を活かしながら、感じの良い小規模な木造が寄り添うように配置されていて、高齢化社会の新しいミックスする住まいの可能性をイメージさせるものでした。無表情な幅員6mの市道を敷地内通路と考えることは出来なかったかなど、審査員からいろいろな疑問は出ましたが、コンセプトのこれからの展開を示唆する、出色の計画だと評価されました。
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