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    解説 【国土交通大臣賞】多治見市火葬場 華立やすらぎの杜_外観
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作品名 多治見市火葬場 華立やすらぎの杜
受賞歴 一般社団法人日本建築士事務所協会連合会 2018年 建築士事務所全国大会 建築作品表彰(日事連建築賞)国土交通大臣賞
設計事務所 株式会社久米設計 株式会社日比野建築デザイン 共同体
設計者 上田克行 海老原靖子 平田駿
所在地 岐阜県多治見市大薮町上迫間洞249番地
建築タイプ/主要用途 火葬場
構造 S造、一部RC造
敷地面積(㎡) 20.39
建築面積(㎡) 3.68
延床面積(㎡) 2.72
規模/階数 地上2階
施工期間 2014年8月 ~ 2016年3月 ※備考 1年7カ月
解説文 国土交通大臣賞は、国道から目立たぬよう掘り込まれた敷地に、一枚の美しい大屋根が覆い、静かな隔離されたお別れの場を創り出した、「多治見市火葬場 華立やすらぎの杜」である。 火葬炉の煙突を見えないようにしながら、里山の敷地周辺に対して新たな風景を創り上げようとした設計の精神が、隅々に至るまで一貫して観るものに伝わってくる作品である。既存の調整池を生かし、緑のマウンドを巡らせ、会葬者に、別の世界、安らかな自然の世界を繰り広げてみせるのは<建築の力>であろう。 池の水面に向かって展開する待合ロビーとお別れの室が個別に並んだ素直な平面も、自然の風景を目の前に用意し、故人とのさまざまな事情を持った会葬者がそれぞれの時間の過ごし方ができるように考えられていて無理がない。また、キールトラスとH鋼で架け渡した多角形平面の屋根の大架構は、昼光を採り入れ軸組を見せることにより、重苦しく大袈裟でなく、内部に広やかな明るさとヒューマンなスケールを創り出している。 3次曲面の覆いは、寺院の屋根のようであるが、周囲の山の稜線とも呼応し、周辺に深く庇を張り出し、金属板と瓦を合成した現代的で新鮮な姿を見せている。古くて新しいものを求める設計者の創造的な取り組みがあり、選考委員一同、感心したのである。 こうした難しい異なったさまざまな課題に取り組み、美しい全体へとまとめあげてゆく並々ならぬ設計への集中とその力量が評価された。
建築情報提供者 株式会社久米設計
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