四谷コーポラス

四谷コーポラスについて


戦後に建設され現在の分譲マンションのさきがけとなった建物。(このほかに宮益坂ビルディングがある)

賃貸の公営住宅とは少し異なる点は、ハイレベルな住環境を目指していたとのこと。

メゾネットタイプの3LDKの間取りなど、当時としても贅沢な居住空間です。

耐震性能への不安、給排水管の老朽化等の理由で建て替えが決定し、2017年に解体されました。


[所在地]東京都新宿区四谷本塩町

[竣工]1956年8月

[設計・施工]佐藤工業株式会社

[構造]鉄筋コンクリート造、地上5階建て


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今回は旭化成不動産レジデンス様のご協力により、撮影・見学が実現いたしました。

貴重な資料が残せました。どうもありがとうございます。


「四谷コーポラス」の詳細については、2017年のプレスリリース「四谷コーポラス」建替えについてでご覧になれます。


四谷コーポラス建替え事業(現アトラス四谷)については旭化成様のマンション建替え研究所HPからご覧になれます。


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2018年、四谷コーポラスについて書籍が発売されたとのことで旭化成ホームズ様から御連絡がありました。


民間の住宅であった為企画や建築の記録がほとんどなかったそうですが、住民の方々の多大なご協力のもと、調査が出来、書籍となって販売することができたそうです。

民間分譲マンションとしてのキーワード、「ローン販売」「専有部分・共有部分」「管理組合」など、公共住宅とは違う側面から集合住宅の歴史を紐解くことが出来るのではないかと思います。


■本概要

・書籍名「四谷コーポラス― 日本初の民間分譲マンション」

・発行:四谷コーポラス建替え推進委員会

・編者:志岐 祐一 、 松本 真澄、 大月 敏雄

・協力:旭化成不動産レジデンス株式会社

・発売:鹿島出版会


鹿島出版会のページはこちらから



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